タイトル: Vampire of the Sands
開発元: Homph
パブリッシャー: Homph LLC
リリース日: 2015年7月18日
シンプルすぎるローグライク
生きるか死ぬか
細かいことは抜きにして、1回攻撃を食らうとハート1つ分消費する。つまり4キャラ中3キャラの初期状態でダメージを食らうと死ぬ。逆に敵に与えるダメージも1回分で基本的に倒せる。稀に耐久力のある敵なども出てくるが、基本的には体力は1。素手であろうとつるはしだろうと殴って当たれば死ぬ。
画面右上のほうにハートが無いキャラだともう何かに触れた時点で死ぬので、相当に慎重になるか、敵をすべて先制で始末していくかということになる。この画面だと下のハチを倒さないとならず、あんたの死は近いようだと言われてもおかしくない状況なので、これじゃあやっとれんと思い、ライフ3でスタートするキャラがメインに遊んでいる。ボスを倒すとライフが1増えるのだが、1+1じゃ大したことにならんので、あまり期待できない。ちなみにボスの耐久力は1である。加減しろ莫迦!殴り合い距離に持ち込んだら負ける要素はないがその前に負けてる可能性はある。そんなボス戦。
砂漠はまだ有情なエリアではある。変な敵は出るけどゲームとしてのバランスは悪くない。ほかのエリアは敵に近づくことすらできない弾幕が来たり、そもそもとしてやっかいな敵が多く出現する。「死因の敵がどれだったかわからない」なんてことはざらにある。
男らしい武器
前述のように基本的に威力に変わりはないので、耐久力と範囲・出のスピードなどで優劣をつけることはできるが、初期状態で設定した武器以外確実に手に入る保証はないので、場合によっては素手で立ち回ることになる。耐久力が2の敵が来ているときなどは、前方に広い武器で部屋の入口から殴り、下がりながら2発目、という立ち回りもできるが、持っていなければガチンコ勝負とかいうことになる。これがきつい。
それからつるはしは壁オブジェクトを破壊できるなどの武器ごとの細かい差はあるのだが、あまり変なことに使っていると、いざ戦闘という前に壊れたということも頻繁に起こるので、武器は武器としてちゃんと使う方がいいだろう。
クロークもよくわからんぞ!着ていると1ダメージを防いでくれて、クロークごとの特有効果が常時・破損時に発揮されるのはわかった。被弾時ワープとかの緊急脱出用は普段から着ていられないし、連続で攻撃を受けているときにお着換えする余裕もない。そして手持ちにクロークがあるとも限らない。今着ている黄土色裏地にレモン色みたいなやつがファイヤーなんとかで、被弾すると8方向に炎のビームを出す強い服。ただしい道中のメリットはないというすべてが一長一短。
ほかのオプション防具や杖は振るってる余裕がないので知らない。持って帰れるほど余裕があったこともほとんどないしね。
周回要素とアンロック
死んだときにスコア換算され、この画面で使用できるコインを獲得できる。大半の要素はコイン3枚ほどで解除できるようだが、3枚程度なら割とすぐにたまるのでどんどん開放できなくもない。ただ、2・3枚たまった状態だと次の換算が激辛っぽくなり、大量にため込むということはできないようだ。逐一交換するのがベターだろう。それからこのテトリミノっぽい形の各要素を埋めていくのに必要なタイルスペースもコインで買う。本腰入れたい人は全開放して、よさそうな要素をアンロックしたうえでパズルを組んで埋めていくのがいいのだろう。ぼくはあきらめた。
初期から斧を持てたりするのは範囲攻撃の面で重要だし、なんならその後ショップで売れる。これに加えて素手の2way攻撃、耐久力などを振っていくことにした。現時点ではね。
よくわからない魅力
時間つぶしにはもってこい
自分史上最高に生き延びた時でさえ12分。これで3エリアクリアして4つ目というときだから、仮にうまくいっても30分もかからないゲームだろう。1プレイが短くてさっくり生きるか死ぬかを楽しめるので、ガチるほどでもないが、うまくいったときはなんか嬉しい、みたいな良質な体験はできる。
逆に言うと長続きさせられないので、どうしても飽きやすいというのもあるが、それはそれでこのゲームのプレイフィールとしては正しいと思う。
最初の砂漠は名曲
とりあえずこれが書きたかった。ほかのエリアのはダークな感じだったり同じような曲が多いが、この曲だけはマジで買う価値がある。サントラがないのが残念だが、ゲームフォルダにoggファイルで突っ込まれているので、100円くらいならサントラ替わりにおすすめできる程度にはおすすめ。
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