オリファンが軒並み長い高いでしかも数も少ないときたもんで、結局待ってた時期を無駄にしたなぁと思いつつ NTT-X store にて HIS のリファレンスカードを税込み30000以下で買いました。Gigabyte なんかは比較的安値で出してるんですが、待てるかぁと思ったので仕方ない。
飾り気のないフォルム。リファレンスカードは常にこうあるべき。上に写っているのは DVI-DP 変換ケーブルで、他のリファレンスカードにはついてこないようだ。安いやつでも1000円くらいはするので、必要な人はその分差し引いた値段で買えたようなお得感がある。うちは必要だったので最適解だ。
この埃まみれになっている HD5850 のリファレンスカード(玄人志向)からの載せ換え。サイズそのものはほぼ変わりがないが、HD5850 は PCIe スロットからみて垂直に補助電源を挿す必要があるので、サイズよりも若干長く奥行きにゆとりが無いといけない。私のマザーボードは P8P67 であり、ちょうど補助電源のケーブルのあたりを SATA ポートが通っているので、物凄く干渉する。つらい。
しかし、RX480 のリファレンスカードは、垂直方向ではなく上側(スロットから見て)にあるので、その干渉が若干解消される。右側のカードの左奥に四角く開いてる穴がそれ。そもそもカード長がギリギリ当たるくらいなので、絶対に干渉しないというわけではない。ケースとマザーの双方が大丈夫かどうかを確認するべきなのだが、何センチまで対応とかPCIe2.0対応!とかの文字だけ見るとこういうことになるという例になる。
HD5850のファンきったねえな!と言ってはいけない。長年の使用に耐えたと褒めるべきである。
– | RADEON™ RX 480 GRAPHICS | ATI RADEON™ HD 5850 GPU |
---|---|---|
GCN ARCHITECTURE | 4th Generation | – |
COMPUTE UNITS | 36 | 18 |
STREAM PROCESSORS | 2304 | 1440 |
CLOCK SPEEDS (BOOST / BASE) | 1266 MHz / 1120 MHz | 750 MHz |
PEAK PERFORMANCE | Up to 5.8 TFLOPS | 2.09 TFLOPS |
MEMORY CLOCK SPEED (MHZ) | 1750 or higher | 1000 |
MEMORY BANDWIDTH | 224 GB/s or higher | 128.0 GB/s |
MEMORY INTERFACE | 256 bit | 256 bit |
MEMORY TYPE | GDDR5 | GDDR5 |
TYPICAL BOARD POWER | 150W | 151W |
AMD FREESYNC™ TECHNOLOGY | Yes | – |
DIRECTX® 12 SUPPORT | Yes | – |
VULKAN™ SUPPORT | Yes | – |
VIRTUAL SUPER RESOLUTION | Yes | – |
HDMI VERSION | 2.0 | – |
DISPLAYPORT VERSION | 1.4 HDR Ready | – |
公式からパクってきたスペック表(リンク)によると、細かな対応部分やバージョン等々はおいておくとして、おおむね処理能力自体は3倍(FLOPS換算)であるようだ。ベンチスコアの伸びでいうと近い性能のHD6870(1割弱増し)→280X(2倍強)→RX480(4割増しくらい)という感じなので、大体そんなもんだというのがわかる。というよりHD5850って大体750Tiくらいだからよくがんばった方というか天寿を全うしたというか。買った当時格安の26800円の8%ポイントとかそんなんだったからそのくらいで480も買いたかったが、あからさまに無理があったので無理をせず早めに買っておいた。オリファンモデルが出てくるとおそらく3万切りも稀になるだろうし年末でも行くかどうか。
一番の問題点はスリットの形状を確保するためなのか、DPが3基とHDMIが1基というコネクタのチョイスにある。私のモニタはMDT243WGと2007WFPというクッソ古いやつで揃えられているので、DPなどついているわけがない。どちらも無駄にコンポジット端子がついているが気にしてはいけない。古いほうではメガドライブなどをよく遊んだ。なんでや。
当時のPC用モニタであり、マルチメディアにも対応と謳っていた機種なので、PC用のD-subとDVIは下部についていて、真ん中でケーブルを通してまとめることができるようになっている。しかし、D端子やHDMI等の主にレコーダーやゲーム機などにつなぐための端子はこの赤丸の左側についている。この辺を失念していたので、ケーブル長がかなりギリギリで結構怖い。RX480に付属していたDVI変換のコネクタも結構負荷のかかる曲がり方をしている気がするので、長いケーブルなどにするか配線の方法を変える、もしくはこのアツアツのMDT243をほかのFreeSync対応などのモニタに変えるかということになる。現状はこのまま使っていくが、そのあたりはグラフィックカードだけ最新という変更を加える人は注意して欲しい。オリファンモデルはDVIが1つはついているようなので、そちらを選ぶという手もある。
乗せ換え作業やその後のパフォーマンスなどは追って書くこととする。
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