[Review]Glass Masquerade

タイトル: Glass Masquerade
開発元: Onyx Lute
パブリッシャー: Onyx Lute
リリース日: 2016年11月19日

 

 

概要

世界各国のイメージを題材としたステンドグラスのパーツを、時計にはめ込んでいくジグソーパズル。25か国のステージが用意されており、ステージクリアで次のエリアのパズルがアンロックされていく。

1ステージはおよそ5~10分ほどでクリアできるので、ゲームとしては短いかもしれない。やたらに難しくて時間だけがかかったり、パーツが多すぎて何が何だかわからないパズルゲームも多い中、これは雰囲気を重視して作られているので、プレイ時間の短さはあまり問題にならない。特に音楽とステンドグラスの美しさが映えるので、パズルを組まなくても起動しているだけでいい雰囲気に浸れるのは素晴らしい。

 

パズルの難易度

時計ということで、円形かと思いきやかなり趣向を凝らした形のものも多い。しかし、デフォルトでは開始時にヒントピースがonになっているので、この赤いピースの○と時計の枠についている○を重ねて開始できる。そのため、難易度的にはそこまで高くない。外周っぽいものから埋めていくと、ピースが大きい分かなりサクサク埋められてしまう。経験上右側に配置されているピースが右側のほうに入ることが多い(不明)ので、一つ入ると次々と入っていくので、ありていに言ってしまうと「簡単すぎてすぐに終わる」という感じ。

 

ただし問題点というか気になる点がないわけでは無く、主にピース関連に気になるところが集約される。上の画面は最後のピースをはめる手前なのだが、どう見てもパネル同士がくっついていて、最後のピースが入るような隙間があるようには見えない。多少はみ出たような形で作られているので、重なりがよくわからないことがままあり、あれ?ここ入んの?というリアクションが頻繁に出てくる。

また、このパズルも一つの例だが、右下や左下の△などの部分もピースをはめている。つまり「これただの枠じゃなかったの?」というところにもピースが入る。これに気が付かないと無駄な試行錯誤を繰り返すことになり、非常によろしくない。気づいてしまうとピースがさっさと消費できてしまうので、それもまた悲しいポイントではある。

そして、残りピースが多いときは画面外側に配置されているものがマウスドラッグで回転するのだが、ピースをつかむ確率が高くてイライラしやすい。ホイール回転で動いてくれればよかったのだが、その機能はついていないようだ。回転する必要がない数になると固定されるので、最初のほうだけ気にしておけば大丈夫。

 

総評

あくまでパズルを楽しむものではなく、雰囲気やアートワークを楽しむものであることを理解した上で、気軽にちょいちょいと遊べるパズルゲーム。パズルとしても1ステージの短さと軽さで寝る前に一パズルという感じで、癒しを求めるには最適。公式でも「3・4時間の世界旅行」と謳っているので、ボリュームの少なさは否めないが、それを補うくらいに素晴らしい。各国で「おっこのモチーフは何だろう」と考えながら遊び、当たらなくてもああなるほどーこれかーと理解を深めるのも悪くない。

実績も27個で各ステージクリア時に開放+スタート時と全クリア時に開放なので、実績目的でも悪くないがもちろんこれはおまけのおまけだ。

あとこのステンドグラス時計、欲しい。めっちゃほしい。

 

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