AlienShooter
開発・販売: Sigma Team Inc.
概要
クオータービューの2.5Dシューティングで
とにかく無数のエイリアンを相手にステージを生き抜く所謂トリガーハッピータイプのゲーム
ステージ中で稼いだ資金でキャラクターの成長や武器の購入など
RPG要素を取り入れており、リプレイ性を高め…たはずなんですが
色々と問題点がたくさんあります。
ゲームとしては結構遊べるのでその辺は些細なものだとは思えるのですが
プレイヤーによっては非常に厳しい問題になってしまうのも事実です。
ゲームシステム
ステージ中に落ちていたり敵を倒したときに手に入るお金を使って
ステージ開始時にパワーアップ・武器の購入・弾の補充などを行います。
プレイヤーの能力
- HP 文字通りHPを強化します。落ちている回復アイテムの回復量などは据え置きです。
- STR 弾薬の保持数を増やします。
- SPD 移動速度を高めます。
- ACC 狙ったところに集弾する確率を上げます。初期状態だとばらつきが目立ちます。
武器
- ハンドガン
- ショットガン
- グレネードランチャー
- ミニガン
- ロケットランチャー
- フリーズライフル
- プラズマライフル
- 火炎放射器
- マグマミニガン
ハンドガン・ショットガンは説明は不要でしょう。
グレネードランチャーやロケットランチャーは着弾点周辺の敵にダメージを与え、直撃させてもOKです。
ミニガンは大量の弾をばらまきますが意外と集弾率が良いので大型の敵を倒すのに効果的です。
フリーズライフルは周辺の敵を凍らせる冷凍弾を連射します。
プラズマライフルは弾速が非常に速く、着弾点から広範囲にダメージを与えられます。ある種ロケットランチャーの上位武器ともいえます。
火炎放射器はとにかく威力が高く、接近さえしてしまえばほとんどの敵を葬り去ることができる武器です。
マグマミニガンは最終2ステージで「これを使ってください」とばかりに敵と弾薬がばら撒かれているので
最後のステージでは間違いなくこれのみを使うようになるレベルの武器です。
基本的には上の武器ほど強力ですが、このゲームは平面視点ですがゲーム内では3Dを利用しているので
それに関連した問題がいくつかあります。
まずプレイヤーと着弾点を結んだラインを弾が飛ぶため、小さい敵を素通りする可能性があります。
これはハンドガンやミニガンで顕著となるため、ミニガンが敵の大群にいまいち使いづらい要因となります。
ロケットランチャーも直接狙うとクモなどの敵には当たらないので爆風に巻き込むように狙う必要があります。
雑魚が多いところではグレネードやロケットランチャーで着弾点周辺の敵を巻き込んで倒し、
ミニガンは敵単体で赤いしぶとい大きめの敵が出てきたときに当てるという戦い方になります。
そしてフリーズライフルがとにかくバグりまくっていて壁を挟んだ敵すら凍らせることができてしまうので、
敵の集団から逃げ回って壁をはさみ連射するとノーダメージで打開できてしまいます。
そして最大の問題点が、難易度がある意味歪すぎるために
特定のステージで一定以上の武器を買っていない場合など、どうしても打開できないという場面が出てきてしまうことがあります。
シークレットで資金や武器を発見していなかったり、ステージ中でうまく稼げなかった場合、
そして最悪なパターンがプレイヤーの強化に資金を注ぎ込んでしまった場合などです。
基本的にはロケットランチャー・フリーズライフルを手に入れれば何とかなる程度ではあると思われますが
前述のようにミニガンが集団に使いづらいため、厳しい戦いになることは間違いないでしょう。
幸いにもシークレット自体はそれなりに見つけやすく、見える方向にひび割れがはいった壁が置かれているので、
武器や資金はじっくりやっていけばそれなりに潤沢に集まると思います。
ステージの進め方
基本的に
- スイッチを入れて電源を回復して自動ドアを開くようにする
- 電源を壊してバリアを解除する
- ダイナマイトを仕掛けて敵の出現ポイントを封鎖する
- 残った敵を殲滅する
のパターンで構成されています。
ルート自体は基本的に難解ではなく、ショートカットなどもほぼないので道なりに進んでいけば大丈夫です。
仕掛けたら遠くに逃げないと死にます。
また置いてある爆発物によく巻き込まれて死ねます。
敵は無限湧きのポイントもありますが、そのポイントはダイナマイトで破壊できるので、
それ以外のポイントでは倒したら終わりです。
なので逃げながらでもとにかく数を減らしていくことが重要です。
ただ、敵を倒してでたアイテムは時間で消えてしまうため、敵集団を倒したときにいつアイテムを拾いに突っ込むか
というのもひとつポイントになってきます。
動きの速い小さい敵→重量級の敵という構成が多いため、小さいのを倒しきったら一度ダッシュで拾いに行く感じがベストでしょう。
問題点
前述のとおり、武器の素通りやバランスの歪さなどがあります。
このゲーム中最強の敵は個人的な見解ですがこの黄色・赤のクモです。
毒液に乗っているとどんどんダメージを受けていくやつなんですが
このゲームは置いてあるオブジェクトや敵によく引っかかります。
引っかかって動けなくなっているときに数体のクモから毒液が飛んでくると一瞬で消し飛びます。
なので常に移動できるルートの確保と敵にまとわりつかれていないかをチェックする必要が出てくるのです。
また後半はヤケクソな敵の数とヤケクソな強さのマグマミニガンのぶつかり合いとなるため、
序盤は戦いだったのに後半は駆除というか狩りというかえらいことになってきます。
最初は「うひょー!すげーつえー!なんだこれ!」だったのに
だんだん「まだいるのかようぜー」となってしまうのは失敗だと思います。
あとこのゲーム非常に短いです。
慎重に行っても2時間くらいで終わります。
慣れてくると1時間切ってくるくらいで1週できるのである意味リプレイ性は高いと言えます。
スカッとしたいときに後半のミッションを遊べる状態にしておくといいかもしれません。
総評
色々な問題点がありつつもトリガーハッピー系のシューティングとしての存在感も爽快感もバッチリあるので
遊べるクソゲーというポジションかなと思います。
何度か遊べば何がダメで進めないのかもはっきりしてくるので
上述の問題にさえ慣れてくれば「避けて撃って倒す」ゲームとして遊べるはずです。
たまーにバンドル入りしてるので安ければお勧めです。
Steamで直で買うのはあまりお勧めしません。
動画
1周フルのゲームプレイ動画を上げました。
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