[Gameplay]Castlevania Advance Collection

タイトル: Castlevania Advance Collection
ジャンル: アクション
開発元: Konami Digital Entertainment
パブリッシャー: Konami Digital Entertainment
シリーズ: Castlevania
リリース日: 2021年9月24日

待ちかねた★★★

(動画ネタ)

ついに来てたのがこの3作品+なんかオマケのXX付き。2200円は安すぎると思う。3作平均8000円くらいはするし、GBAとかの小さい画面で遊ばなくていいってのも大きい。

前作のアニバコレクションと同じように、Lトリガーメニューからクイックセーブ・ロードやキーコンフィグも可能。今回はリプレイ機能もあり、録画なんかもちょろっとできるらしいが、試したことは無い。そしてある意味一番の目玉が図鑑機能と画面→に出ているアドオン。サークルオブザムーンの場合、カードを持っている敵ならカードを入手済みかどうかを表示をしてくれるし、暁月の円舞曲ならソウルを取得済みかどうかをわかりやすく出してくれる。図鑑は最初から全部の敵やアイテムドロップ、アイテムの性能なんかまで隅々まで書いちゃってくれているので、ちょっとやりすぎでありスポイラーとして封印したくなるレベル。ただ、DSSシステムの組み合わせを詳細に書いてくれているので、GBAの時に使わなかったとか、効果を知らなかったものを理解できるちょうどいい機会。

いつもの曲

音楽プレイヤーも搭載。自分の好きな曲を好きなプレイリストで流すことができる。ただ、生ファイルでゲーム中で高音質設定にしたときに使うストリーミング音源が入っているので、曲名だけこれを参考にメモしてファイル名を弄れば、あっという間に自分用サントラの完成。

滅びよ★

実機経験済みということもあり、割とスムーズにサークルオブザムーン1周目をクリア。そして経験ある方として暁月の円舞曲を先にプレイして、1周目+2週目ハード+ソウルコンプリートとユリウスモードクリア。ただ図鑑は完全に埋めきってないので、そこを残しつつレベルカンストとアイテム持てるだけ入手という部分まではやりたい。

次は白夜でフワァする初体験が待っているので、そういうのは後回しにする。なぜ僕は白夜だけ後回しにして結果手に入れてないみたいなことになったんだろう。

サークルオブザムーン

固い操作+割とシビアな難易度=?

デーモンとアーマーの亜種は常にヤケクソ

DSシリーズとか暁月の円舞曲をやりこんでた人は絶対にそこで躓くレベルの操作の固さがある。基本鞭攻撃+長押しで振り回し(低ダメージ)とサブウェポンしかないため、ヒット&アウェイを中心とすることになるが、このヒットとアウェイがそれぞれ難しい。戦いながら学習したいところだが、敵と相対したときはまず敵の攻撃がどういうものなのかを見た上で戦闘に入るべき。上の地面から土柱を立てて攻撃してくるのはゲームスタート地点から2エリア跨いだところというありえなさ。これが上空にいるので、ジャンプしてタイミングを合わせて一発当てて逃げ回って…みたいなことになる。この手のデーモンの色替えやハーピー系、リリス系のような飛んでる敵はうじゃうじゃいるので、空中の敵をいかに処理するかというのが常に付きまとう激ムズポイントになる。地上にいる敵で一撃で倒せるのなら、ムチと同ダメージで隙が無いスライディングをお勧めするのだが、空中はそうはいかない。

アンファウグリアではなくケルベロス

最初のボスからしてこういうヤバいやつでもある。ビームを放射してきたり雷を落としてきたり。最初のボスなんかガチンコの殴り合いテイストでええやんけと思う中、最初から手を抜かないこの作り。しかも倒した後の全回復プリッが出ないので、ギリギリで突破した場合、セーブ部屋までいかに戻るかという話になる。

落とす敵はちらほらいるが…

プッキュン玉もそうだが、基本的に回復がセーブ部屋限定と思っていいくらいのシビアなつくり。回復アイテムは確かに存在して、いつでも使うことができるのだが、このアイテムが本当に激レアなのである。意図的に稼がない場合、クリアまでにポーションが20個くらい出るかどうかという感じで、さらに1個当たり20しか回復しない。自分は100%クリア直前でレベル56のHP1070だったが、半分回復することすらできないという数値。というわけで、セーブポイントが近いのに志半ばで倒れるには勿体ない功績を遺した時限定にするべきだろう。のちの作品のように実質使い放題みたいなことにはならない。それなのに敵が強くて操作が固いのだ。

絶妙な手ごたえを産む

真面目な話スクリーンショットを撮ってる余裕はない

操作が固くてシビアでじわじわ攻めるプレイスタイルになったとして、このゲームが面白くないかというと全くそうではない。敵の動作ははっきりしていて不意打ちに近いような行動パターンはないし、適切なサブウェポンを選べば攻撃を当てられないということもない。DSSで鞭攻撃でなく剣を振る攻撃にすれば多少上空の隙も減らせるし、弱点を突けば戦闘時間を短くできる。レベルアップ効果も結構大きいので、倒しやすい敵で稼ぐというのも一つの作戦ではある(やらなかったけど)。

このゲームにおける二大巨頭のひとつアドラメレク

基本的にボス敵は最初からクライマックスの強さなので、警戒して挑む分そこまで苦戦する要素は無い…と思いたいが、ボスも強いんだこれ。このアドラメレクは十字架を持ち込んでここまで来れれば割となんとかなる。ヒットゾーンが動かないおかげで十字架を含む攻撃が当てやすく、ガチンコ勝負で削り切ることができなくもないからだ。問題はもう一つの巨頭さん。

お勧めは左から倒すこと

二体の頭がそれぞれHPを持っていて、左右から異なる攻撃をしてくるドラゴンゾンビさんがヤバい。多分ここは斧のほうがバランスよく攻撃できるんだろうけど、とりあえず十字架でえらい目に遭いに行ってきた。ここで問題になるのが、鞭攻撃の固さと基本移動速度の遅さ、範囲攻撃の乏しさが一気に押し寄せてくること。さらにノックバックも基本的にキャンセルや軽減もできないので、攻撃するために上の足場に登っても一撃で落とされたり、ジャンプ中に落とされたりする。ここを倒せれば実質ゲームクリアと言ってもいいほどの難敵である。

ついでにこのエリアは毒状態にする雑魚敵が多く、固い操作なのに攻撃操作に入るや否や高さを合わせて突っ込んでくるキラービーがもう最悪である。このゲームの毒状態は半端じゃなく、時間で治るのだが2割くらいHPを持っていかれる。何回か食らってしまうともう半分削られると言っていい。キュアポイズンはポーションなどよりドロップ率がはるかに高く、毒にしてくる敵から手に入りやすいが、こういう敵が大量に各部屋にいるわけで、どうしようもない。このドラゴンゾンビのエリアが最難関エリアと言われる理由が間違いなくこの二つ。ちなみに毒以外の凍結なども大ダメージを誘発するので、通常エリアが全くもって油断できない。

しかし、だからといって理不尽なほど難しいかというとそうでもない。DSSを活用したり、レベルを上げたり、敵の行動をしっかり把握したりでパターン構築をすればしっかりと攻略できる。回復アイテムによるごり押し以外の攻略法がちゃんとあるわけだ。トライ&エラーというのがこのゲームのキモであり、その辺がライトユーザーお断り感を演出してしまってはいる。新しい方のシリーズと違うチームが作った骨太なゲームを味わえるので、未経験者も折れずにチャレンジしてみてほしい作品。

暁月の円舞曲

操作性改善+画面見やすく+簡単バランス

敵・オブジェクトの視認も容易なグラフィックに

とにかく自分の思い通りに動く、この一点に尽きる。大体の動作でキャンセル方法があるため、大きな隙ができることがない。一部の武器の動作が遅いくらいで、そういうのが気になる人は使わんかったらええねん、という代物で選択肢が他にもたくさんある。バレットソウルによるサブウェポン替わりの攻撃もいろいろあるため、プレイの幅がとんでもなく広がった。というより月下の頃に戻ってきたような形に近いかもしれない。やっぱりバックステップってすごいんやなって。

難易度自体もサークルオブザムーンに比べかなりマイルドになっている。詰まりそうなところが全く無いわけではないが、途中で解放されるショップで回復アイテムを購入できたり、回復アイテムのフルーツがいろいろな敵から手に入るため、ごり押しがききやすくなっている。多種多様な面で難易度を高めていた部分が解消されたので、ストレスから解放されたと言ってもいい。

属性武器も多くあり、見た目でなんとなく弱点もつかめる敵が多いため、戦闘のシビアさがかなり下がっている。聖属性のミストルテイン(隠しエリア)や大体の敵に強いかみなりにんぎょうのソウルが手に入る時計塔は、ギミックに苦労してでも是非取ってほしい。マジでここから先の難易度が下がるから。便利な武器が大体ショートソード系に偏っているのがちょっと残念なところはあるが、一撃がデカいとか範囲が広いとか入手性がいいという点で、いろんな種類の武器を使うこともある。簡単すぎるのでハンマー系の縛りプレイとかそういうので難易度を上げてみたり。

激レアだが無くてもなんとかなる一例

クリアまでなら恐らくルートに迷ったり、ボスを倒せず苦労したりして停滞することもほぼないだろう。その時に出来ることを全部やりたいソウルも取りたいとなるとおかしなことになるが、少なくともスムーズに進められる点については他の追随を許さないほどユーザーフレンドリーだろう。激レアなソウルは別に取らなくても問題ないし、隠し部屋もごく一部にあったら便利なアイテムがある程度。グッドエンディングに必要なソウルは入手が簡単に設定されているので、これのために時間をかけることもない。自分の中でシリーズ中どれを人に勧めたいかと言われたら、月下と暁月とギャラリーオブラビリンスだなという感じになる。そのくらいストレスフリーの完成度なのだ。

高いやりこみ度・周回性

クリアするとJ・ハード・各種縛りプレイが解禁

操作が快適でスムーズであるがゆえに、周回プレイや各種制限プレイが全く苦にならない。ハードも敵は強くなるが厳しいというほどでもなく、持ち越してしまえば前より簡単である。持ち越さないくらいが多分ちょうどいい匙加減であり、レベルも普通に上がっていくため、通常モードより多少難しい程度。後発作品ではそこのキャップを制限するモードが生まれたので、あんまハードじゃねえなっていうのは公式もわかっていたのだろう。ただこれのおかげでサクッと遊ぶのにちょうどいいゲームとなっているのも確か。超難しすぎるというのなら遊びの幅を広げるどころではないからだ。

あっと、グラウンダーのクロス!

ユリウスモードなら腕に自信があればボスをすっ飛ばしてもいいし、律儀に全部倒していってもいい。懐の広さが半端じゃないのでどう遊んでも楽しいGBAドラキュラの集大成。

コメント

タイトルとURLをコピーしました