多分何もなければ1年単位で追うのはこの回で終わり。細かい TIPS とかお勧め選手とかの話はちょこちょこやるかもしれない。同じチームを使っての流れは何年やってもあまり変わらないので、数年単位でまとめてで大丈夫だからである。
トレードの話
普通にトレードに出すと、3.4億の年俸を必要とするベテランはまずトレードに応じてはもらえない。となると、給料をめちゃくちゃ下げる、つまり自発的な退職を求めるか、そのままリリースでフリーエージェントの選手とすることになる。それ以外で何か動きを作るとする場合に、「複数年契約の残りの給料をうちが支払うので、トレードしませんか」という持ちかけができる。
例えば年50%分の2年分を出すのでどうですか、と持ち掛けるとこのメヒアが応じる相手となる。このトレードの画面で出てくる選手は、Transactions → player trade → trading block の項目に乗っているトレード要員が主になる。
2年分の全額を出す形で放出だと、年俸の高い選手とリスト入りしている外国人選手がずらりと並ぶ。たとえその選手があまり期待できるような選手でなくても、30過ぎのおじさんや年俸が最低でない高額な選手とトレードができる。相手からしても年俸が負担になっているのかもしれない。
前作においてトレードは割とシビア目になっていて、釣り合う選手を色々と画策して楽しめたのだが、年俸が絡むようになったため、レギュラー級の有力選手をシーズン中でも集めることができるようになってしまい、オフの楽しみが減った。30歳くらいになると年俸が高くなくても割とブロック入りするので、有力選手をずらりと並べるプレイになったりする初代やきゅつく感。
酷い例として浅村⇔小豆畑というトレードを挙げよう。完了はさすがにしなかったが今作ではまたガバガバになってしまった一例として残しておこう。浅村は高め査定の能力で中軸を任せられる能力を当然有している。欠点がセカンドしか守れないくらいしかなく、給料もゲームシステム上実質タダなのでどうしてこうなるのかがわからない。
2020シーズン
予測は相変わらずトップ。そりゃあ前年度優勝チームで投手の補強も済ませたんだから仕方ないとは思うが、面白みに欠ける。投手力はともかく打撃の予測値もかなり高いのが今年のポイント。外国人の補強は二人。かつて横浜に在籍したクラインと、実在する Dave Sappelt 外野手。
このシリーズ全体に言えることだが、クラインの能力が高いわりに年俸がほぼ最低クラスでフリーエージェント状態なので、迷わず取りに行っていいレベルの投手。年齢も高くないので衰えはほぼなしで伸びる可能性まであり、リリーフ要員でもいいし、スタミナも最低限あるので先発に回してもいい。今回のプレーではリリーフから後半先発要員に回った。
sappelt 外野手はメジャー経験が3年ほどあり通算95試合、63安打のうち2塁打が17本あるいわゆるラインドライブヒッター。四死球と三振が少なく早打ちするタイプの打者らしい。能力的にも大体そんなもんという感じだが、守備力が妙に高くて足も速かったので、打てなくてもまあいいかなと思って獲得しておいた。あまりFAで有名選手を集めてもチームの原型が無くて面白くも無くなるという理由もある。
他の海外リーグを増やしておくとこういう時に「えっこれ誰?」みたいな選手を多く使えるのだが、節目節目で色々生成するローディングが入るため、プレイの邪魔になることがほとんど。なので、独立リーグあたりにとどめておき、ジャパンドリームという感じで登用する遊び方を主に選んでいる。毎回言ってる気もする。
よくわからない打撃力
藤浪(.357 1本 7打点)とかいうスラッガー。能力のレーティングでいうと投手としては高い程度で打てるような能力ではないが、なんか知らんけどめっちゃ打つ時期があったりする。茂木と後藤がかなりの長打力を発揮しているのも注目したい。
いや絶対投手のバッティングになんか補正かかってるだろと言いたくなる。6月の時点で馬場が.370。この年の最終成績が.228、通算.230になったが桑田(.216)より高いという有様。それ以外の選手では柴田が能力爆上げにより3割弱を打つようになった点がチーム力の底上げにつながった。投手の打撃成績はまたあとでチェックすることにするが、なぜか全員めっちゃ打った。
日本一ならず
安心と信頼の首位フィニッシュ。投手力は優秀で言うこと無しだが、なぜか先発に勝ちが付かないことが多かった。ドリスが中盤シーズン絶望のケガになったので、大瀬良を抑えに回したらこちらもケガで離脱、マテオとクラインでリリーフを回す事態になった。
打線では茂木と柴田、糸原がスタメンを奪取、固定に至った。というより大山がイマイチで、昨年頑張った熊谷も伸び悩んだので、能力がすっと伸びた方を固定しただけなのだが。
1年目に雑にトレードしておいてよかった茂木栄五郎。甲子園がホームなので、他のチームより打撃重視で組んでもなんとかなるというか、得点力的にやらざるを得ないので、守備力が低めでも気にならない。そんな下手な印象はないけど。
俺こんな柴田知らない。多分だけど現実的に言うなら Contact は30くらいでいいと思う。17年度データで何をこねくり回したらこんなに走攻守揃った柴田が産まれるのか不思議すぎて仕方ない。でも強い分には問題ないから許すよ。横浜の次世代の二遊間であるべき人材だもの。知らんけど。
チーム全体としてはホームランは多いものの確実性に欠けた感じ。控えに回ることが多い候補者もそれなりに長打を打ってくれた。ケガ人はほとんどいなかったが、状態によって使い分けという形でうまく回せた。プレーオフから高山が怪我で離脱していたため、その辺がかなり響いたが、シーズン中では申し分なかった。宇佐見が20本、後藤が30本をクリアする謎のパンチ力を見せてくれたのも大きい。
改めて投手の打撃をチェックすると、先述の藤浪と馬場が1本打って2割前後という下位打線に置いても大丈夫そうな数値。高橋遥人も7安打し、九里がなんと.333(27打数9安打)。他のチームを見回してみてもこれだけの数値はなく、阪神の本拠地としては破格の数値と言っていい打撃成績を残した。なぜかはわからない。あと半分見切れているが、sappelt 選手はほぼ出場機会が無かった。ずっと1軍にいたのに。
投手は先発を行ったり来たりした選手が多く、先発の貯金もあまりないため数字ほどの活躍感は無かった。現実同様苦しい陣営を支えてくれる九里がありがたい存在なのと、高橋遥人がいい成長具合な点がこの年のハイライトであろう。
そんな中、9セーブを挙げながら先発に回し、先発でもほぼ負けなしの抜群のピッチングをしたのがこのクライン。これがほぼ最低年俸の10万ドルって絶対何かおかしいよ。三振が取れることを示す Stuff が高く (低い=悪いではない)、スタミナが先発としての最低ラインなので、基本的には抑え向きの能力だが、両方いけることをしっかりと示した。
おまけの阪神外人データ
鮮烈なデビューのヤンガービス・ソラーテ選手はこんな感じ。結構強いぞソラーテその活躍を日本でもしろソラーテ。それはともかく、打撃面では全体に高めで、メジャーで平均.270 15本くらい打ってた時代を考えると納得。足は遅めで内外野守れることは守れる程度、守備範囲が狭いが肩はおそらく強いという今のイメージがそのままのデータ。これ (MLBよりNPBレベルのほうが能力値が高めに出る) を日本に持ってきたらかなり活躍すると思うが、これはあくまでゲームのデータの話である。
まだ大して活躍してないころのマルテ。守備位置が1塁・3塁・レフトで、日本でのイメージとだいぶ違う。レフト経験でいうとこっちの方がありそうだけどきっと1塁マルテに拘るんだろうなぁ彼。足も遅いが長打力的にはこちらのほうが高く、日本でのイメージは逆転している感じだ。
開幕当時から日本にいてデータをチェックしつつ対策し、守備練習も連携してやっていれば、ポテンシャルとして高そうというか、弱点が無さそうなのはソラーテの方だと思う。しかし今のところは日本に順応して、ポジションを得ているマルテに多少分があるか。阪神の外人にありがちな単年契約でなく、来年以降もしっかり見据えて調整をさせてやってからでも遅くないと思うので、さらなる活躍をぜひ日本で見せてもらいたい。
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