the ConTracker といういわゆる「任務を達成すると報酬がもらえる」タイプの実績以外のシステムが導入された。例えばパイロでキル数を一定以上稼ぐとそのミッションがクリアでき、次のミッションに進むことができるというわけである。その武器やガジェットが必要な達成目標の場合、レンタルすることでそのアイテムを使用し、解除するとそのアイテムがもらえるということで、まずパイロが無料開放された。他のクラスは有料アイテムが必要だが、報酬を売れば元が取れるとかどうとか。
上画像のような感じでミッションを達成すると次へ、という形で最後のアイテムはそれまでのものを全解除しなければならない。多少ハードルは高いがどうでもいいアイテムなので好きにどうぞという感じだろう。このイベントの余波かパイロがめちゃくちゃ多く、相手に火をつけたり味方を消火するというミッションが難しくなっていたが、最近はそこまで多くもないのでやりやすくはなっている。
パイロの武器に打ちっぱなしの火炎放射器ではなく、狙って撃つタイプの Dragon’s Fury と、ゲージを半分消費して推進するジェットパックのような Thermal Thruster、耐性を持つパイロですら炎上可能にするデバフを付与する Gas passer が入手しやすい範囲で追加された。
パイロに機動力を与えてはいけなかった。何せ相手がまだこのアイテムの存在を知らないことが多く、上空に注意を向けていないので、ある意味堂々と上から飛んで行って後ろに回り、火炎放射器で壊滅させるという、これまでになかった戦略でガタガタにさせることができる。私はパイロ実績を全て埋めてしまっているのでこういうのはモチベーションとして重要。崖際で油断しているメディックを吹き飛ばしたり、ソルジャーの目の前に落ちて反射させたりと、ふざけんな！と言われそうな行動がとりやすくなった。TF2 では基本的に敵が嫌がることをやりたい派なので、こういうアイテムは本当に好き。そのかわりこのジェットパックは持ち替えに時間がかかるので、常時使うわけにもいかない。敵の目の前に着地したときなども要注意なので、スカウトのような機敏な動きができるわけでもない。
目玉は機敏な動きというより、こういう普段普通ならいけない場所、スカウトやロケットジャンプでようやく達した位置に行けるようになったこと。前述のように上には意識が行っていないので、建物に入ってきた敵を発見したら、後ろからついて行ってドンという感じだ。2Fort などのリスポン地点が高いところにある場合、今まではスカウトやロケットジャンプに奇襲はあったものの、パイロは Scorch Shot によるほんのちょっとのロケジャン程度だった。Frontier の最後の地点近くの青側からの近道に逆側から登れる奇襲はそのころでもできた。
普通のプレイヤーからしたら「下に落ちて移動する場所」を逆行できるのは大きく、大抵こういうところは安全地帯だったので、エンジニアの装置が置いてあったりすることが多い。そのためうまいタイミングで奇襲をしかけられれば、テレポーター等を破壊した上に、火炎放射をセントリーの範囲外というか壁を挟んでちょろちょろ焼ける範囲から破壊も狙える。大抵は飛び出した時点で敵の餌食になるのだが。
こういう事態を受けてか、パイロに対抗できるセントリーガンやヘビーとメディックペアが多くなっている。増殖したパイロによるスパイチェックと、奥まで突っ込むパイロによるスナイパー焼却が頻繁に起こるため、ヘビー即死案件が減ったこともある。
(2017/11/18) 現在はマッチングシステムの不具合も治ったらしく、人が増えているのだが、10日前後くらいはマッチングシステムがひどく、5分待っても始まらない、いざ始まっても6－6の少人数、途中参加がなされないためどんどん減って最終的に4-0のような人数に落ちる。人がほぼいなくなった段階で contract の談合が始まるというクソゲー状態になっていた。それでも最後まで残る人は本当に貴重だったというか、抜けても次のゲームが始まらないし同じ状況になるというダメっぷりだった。これはフォーラムでも世界中で話題になっていたので、割と早い段階で直したようだ。
今はもうマッチングが治り、途中から追加もしてくれるので、ラウンドの最後には自分一人というような絶望する状況は無くなった。おふざけに走る必要もなくなったので、いつも通りのラウンドが期待できる状況になっている。この状態ならこのゲームは面白いのだ。少人数向けのゲームじゃないのになぜか TF2 チームは 6vs6 のマッチに拘るようで、あのマッチング事故はそういう意図もあったんじゃないかと邪推してしまう。
とりあえず自分は無料部分をすべて終えたので、パイロで空を飛んでビンタマシーンと化すことができた。めっちゃ弱いけどサカナのようにキルログに叩いた時点で流れるので、「あっあのアホまた変な武器使ってんな」アピールはできる。普段はザッパー処理できる武器か移動速度アップを使おうね。
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