[Review]10,000,000

タイトル: 10,000,000
開発元: EightyEightGames
パブリッシャー: EightyEightGames
リリース日: 2013年1月16日

 

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ゲーム内容

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3マッチパズルゲームと言ってしまえばそれまでだが、ダンジョンに潜って経験値や素材を稼ぎ、拠点に戻ってパワーアップしてまた先に進み…と際限なく続いていってしまうタイプの中毒性のあるゲーム。

剣と杖のパネルを揃えると攻撃、鍵パネルを揃えると宝箱や扉の開錠、石と木材は素材を、バックパックパネル(箱だと思ってた)を揃えるとランダムでアイテム(左上)が入手できる。

一度に4つ・5つ揃えると効果が2倍・3倍になるので、次に敵が来るのであれば温存しておいてここぞというときに揃える戦略性なども存在している。

敵に攻撃されると画面左のシールドが減少し、0になるとダメージで押し戻されてしまい、左端にキャラが触れてしまうとその時点で一度の探索は終了となる。右に進むにはとにかくマッチさせ続けたり、5個消しや複数消しを行うか、食べ物系アイテムを使うことで進める。シールドパネルを揃えると規定数シールドが増える(パワーアップで決まる)ので、常に絶やさないように揃え続けることが重要となる。

次回作ではなくなってしまったワイルドカードパネル(☆)も存在しており、これも相まって適当に揃えるだけでも割と10コンボなどが起こってしまうので、この爽快感も中毒性に一役買っている。ただし、宝箱を開けたいのにやたらに武器や杖ばっかり揃ったりするのもご愛嬌。

 

操作性は硬い

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やっぱりこういうパズルはマウスじゃなくて、タッチパネルで遊ぶべきだよおじいさん。

手でささっと動かせるタッチパネルと違ってマウスを動かしてそこまで持っていって、クリックして動かして離して、それから次のところまで持っていって…という余計な動作のせいで、同じエースランク(難易度)の場合だと、明らかにタブレットで遊んでいるときのほうがスコアが高い。PC版ではダンジョンの難易度が最大ランクの「Hero」より下の「Dungeon Master」「Explorer」で10,000,000点を獲得すると実績が解除されるが、タブレット版では何も考えずに遊んでいてどちらも達成したというかかなり余力を残してクリアした。逆にPC版においてはかなり苦しみながら何度も遊んでようやく解除できたので、プレイの快適性についてはこのあたりから察してもらえると思う。

それからタブレットで遊んでいても、続編ではマッチ中に次のパネルを動かすというスピード感があるのだが、この作品ではそれが通用しない。そのため、次あれ消したいのに…と思っているときに15コンボとか勝手に動かれてその間攻撃できず、揃える前に攻撃されてしまうというケースが割とある。どんどん消えていくのは楽しいのだが、時と場合による。

 

個人的にはこっちのほうが好き

この作品は続編の「You Must Build A Boat」のベータ版のような存在と言われることが多い。それだけ荒削りであることの証明でもあるのだが、個人的にはこの作品のほうが好きである。

コンボがつながっていく快感もあるし、出来る事が少ないとはいえそもそも3マッチパズルゲームなのでパズルが楽しいほうがいいと思う。ワイルドカードパネルやストックアイテムの巻物などを使うと、6個消し以上やトリプルマッチなど、本当にどんどん消していくことができる。続編ではコンボ中に消せるが、あれを消してこれを消して、とせせこましく動いてしまうのは否めないので、暇なときにささっとやるにはこちらのほうが上だと断言できる。あとメインテーマもこちらのほうが好み。サウンドはキンキンすることもあるが、好きなので仕方ない。

一番のポイントはやはりアイテムが別枠でストックできることかもしれない。パズルの邪魔にならないのでどんどん消していける。その代わりボスキャラが強いので、そこで開放して行くパターンになる。ミッションの中にもオーブのみで倒す、強化された敵を5秒以内に倒すといったものがあるので、そういうタイミングで使う。「使わなければならない」のでストックを強要されるとも言えるが、どうせ普段使ってる暇があんまりないので溜め込んでおくだけですむ。

一部のミッションがやたらめんどくさかったり、そもそも対象どれだよと言いたくなるのもちらほら混じっていて、ゲームシステム以外の部分が不親切である気もするが、基本的にはパズルをこなしているとクリアできるものがほとんどなので、そのあたりは気にしなくても大丈夫だろう。PC版も実績全解除が4時間程度で済むので、その目的でも悪くはない。どちらかというとタブレットかスマホで遊ぶことをおすすめする。

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