[Review]Ski Sniper

タイトル: Ski Sniper
開発元: Crazy Rocks
パブリッシャー: Crazy Rocks
リリース日: 2017年5月18日

 

 

ゲーム内容

おおよそタイトル通りで「スキージャンプの選手を競技中に狙撃してやる」だけのゲーム。

Our intention is NOT to offend any ski jumper nor the discipline of ski jumping – We love this sport!

と書いてあり、スキージャンプ嫌いが高じて作られたわけではないと本人の弁。

とにかくヒットさせると、部位によって多額の賞金を貰うことができ、その稼いだお金でよりよい武器やShiftキーによるFocusタイム(スローモーション)の延長アイテムが購入できる。失敗しても特にマイナスはないため、続けていけば強化することは簡単。

それぞれのスポットごとに「頭に5回当てろ」や「7人連続でヒットさせろ」「Focusせずに10回当てろ」等のミッションがあり、スポットですべてこなすとボーナスが出る。連続で当てるもの以外は累積なので、例えば頭に当てるために必死にFocus抜きで狙うよりも、頭に当てる回、満たしたらFocusぬきで狙う回といった形に分けて解除するほうが楽ということ。

 

×スポーツ ○修行

まあとにかく同じ動作の繰り返しになるため、飽きる人は1回で飽きる。個人的には結構楽しめているのだが、やるべきことは本当に少ない。

たまーに2人~4人が1度の滑走で出てくるのだが、その場合全員に当てるとそのラウンドでの賞金が2~4倍になる(quadruple kill)。これが発生し、かついい場所に当てると1回で武器が買えそうなくらいに賞金が出るので、うまい人ほどすぐ終わる。ただし、ミッションクリアをすべてやろうと思うとなかなか大変で、こんな場所から当てらんねーだろという感じの距離や角度のスポットもあり、なかなかに難易度は高い。

ヒットさせると距離測定の画面になり、バウンドするたびに賞金・距離に応じた賞金が加算されるという人道に外れた集計画面が始まるのだが、あからさまに死体が転がっているのに悲鳴どころかむしろ歓声が上がっている。たまに「ワッハハハ」という声までする始末。そして距離が発表されるときの「てれれれってれー」というまぬけなジングルで脱力。これはスキージャンプとは別の何かと考えるべき競技になっている。本当に「そういう競技」のようで、ヒットしないで生還した場合、歓声無し。冗談抜きで無音。

距離の計測すらなしという清々しさなので、観客の狂気と相まってスキージャンプではないという理解で間違いないようだ。

 

総評

開き直ったバカゲーでやり込もうと思えばやり込めるし、さっくり遊びたい人でもさっくり終われる。そんな悪くは無いけど…なゲーム。

個人的には好きだがこれを好きと他人に言えない気持ち、わかりますか。

今(6/28)ならsteamサマーセール(¥249)のほか、indiegalaで他のゲームも入って$2.89 (https://www.indiegala.com/shootout) なので、購入する人はどちらかでどうぞ。

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