開発元: Playsaurus
パブリッシャー: Playsaurus
リリース日: 2015年5月13日
※Pacth 0.20(2015/08/25)時点での内容。
ゲーム内容
一言で説明するならクリックゲーム。
クリックして敵を倒し、稼いだお金でユニットを雇用・強化し、ステージを進んでいくタイプのクリックゲーム。AdVentureCapitalistやCookieClickerのような放置して稼ぎを増やしていくタイプとは目的が異なる。
最近ではこれを模倣したようなゲームが多数出ているため、やはりステージクリアのような目標は何かしら欲しいと思っていた人が多いのではなかろうか。
ゲームシステムとしては、ユニットのメッキ(Glided)とAncient、Relicsなどの強化要素が目新しいところ。
Glidedは1つあたりキャラが50%パワーアップするもので、複数かけることでその分だけパワーアップ可能。10フロア進むごとに1個貰え、30ルビー(後述)払うと3個手に入る。ついてしまったキャラが気に入らない場合は2HeroSoul (後述) を消費すると付け直すことができる。キャラによってダメージが大きく伸びるかそうでないかがはっきりしているため、低いキャラについた場合は付け直しするべきだろう。
AncientはHeroSoulを消費することで召喚・強化ができるユニットのようなもの。
- ドロップするゴールドが増加
- クリックダメージが増加
- スキルの効果時間が延長
- HeroSoulを持ったボスの出現率増加
- ボスとの戦闘時間の延長
- ステージクリアまでの敵の撃破数が減少
- 等
基本的にメリットしかないのだが、このゲームではTimeClickersと異なり、消費したHeroSoulはそのままである。HeroSoulは1つあたりダメージが10%増えるボーナスがあるため、使えば使うほどダメージ増加のボーナスが減っていく。ここの取捨選択がかなり難しく、このAncientに消費しすぎると先に進みづらいし、特殊効果があれば先に進みやすくなるという絶妙な匙加減を求められる。
基本的には使わないでも問題はないのだが、5・6個くらいならポイントも安いので、クリックダメージ増加やゴールド増加などは早めに取っておくと後々楽になる。
HeroSoulの入手がほぼボス限定で100階以降となり、~500階でもほとんど出なかったりすることもあるが、序盤の階層を繰り返し遊びながら溜めるか、一生懸命進んでからまとめて交換するかなどのタイミングの判断も中々難しい。
Relicsは4枠装備できるアイテムで、100階以降に登場するRelics Oozeを倒すと1個手に入る。もしくは40Rubyを払うと3個入手できる。
効果はランダムで付与され、上記のAncientを1~複数組み合わせたような効果が発揮される。個人的には割と放置するので、60秒放置すると発生するIdle状態でゴールドとダメージが増加するものをメインに装備している。こちらは入手さえすればデメリットは一切ないので、最初はRubyを消費してでも入手したい。
このRelicsは5つ目以降は手持ちとして置かれ、いつでも入れ替えることが出来る。この5つ目以降は転生する際には必ず処分しなければならないが、処分するとForgeCoreに変換される。このCoreには現状使い道が一切ないので今後何かしらのアップデートで何かになるのであろうが、Rubyを使ってたくさん手に入れている人以外にはあまり関係ないだろう。
何度も出てきたRubyについてここで説明をしておく。ゲーム中にランダムに登場するキャラがおり、初期はHalfLifeに登場するヘッドクラブだったが、現在はなんだかよくわからないものになっている。これをクリックすると大量のお金とランダムでRubyが0~2個手に入る。それを溜めると上記のGlided HeroesやRelics、または転生しないでそれまで進んだ最深階に基づいたHeroSoulを入手できる。
このRubyは課金アイテムでもあり、これを買うとゲーム中でトレーディングカードが入手できるようになるらしい。普通に進める上では基本的にランダム入手で事足りる。
以前はとにかくGlidedに割きまくっていたのだが、冷静に考えると1個あたり50%しか増えず、しかも割と分散して手に入るため、HeroSoulが倍になれば全部が100%増えてお得やんということに、超遅まきながら気がついた。何度も言うが決してマイナスにはならないので、何をとっても個人の自由ではある。効率的なプレイをするなら計算した上で入手しよう。
気になる点
やはりこの手のゲームの宿命ではあるが、数値のインフレに壁が出来てしまい、進めなくなる状況に陥りやすい。しかもHeroSoulが確実に手に入るのは100階ごとのボスとキャラのレベル和/2000という少なさで、転生するまでにHeroSoulを持ったPrimalボスがあまり出ないこともあるため、転生したから前回よりもラクラク進めるということがないこともある。
実績解除でDPS上昇などもあるため、確実に進歩はするといえばするのだが、
- 新しいヒーローまで到達する
- ヒーローのレベルを1000単位まで上げる(25刻みで4倍になるが、1000単位では10倍になる)
- スキルを開放してごり押す
- DarkRitualを使い、恒久的に5%DPSを引き上げる
というパターン以外では中々上昇しなくなってくる。上の画面ではTerraが開放された直後だが、このときはレベル10にでもすれば全体の95%くらいを占めるほどのパワーアップになる。しかし、200以上にならないと25ごとのボーナスが入らないため、徐々に比率が下がっていき、次は他のキャラが1000単位になるまできつい戦いを強いられる。という壁がいくつもあるため、じっくり進めていかなければなかなか先へは進めない。
ある意味では長く楽しめるため、メリットでもあるといえるが、転生ごとに大体同じレベル付近で時間を食うため、あまり頻繁に転生はしていられない。
総評
総合的に見ればキャラ育成やランダムで能力がつくアイテムなど、簡略化したHack&Slashと見ることも出来るゲーム。
もちろん欠点もないわけではないが、長時間遊べば解消できる程度の問題点でしかないため、すぐに進めなきゃやだーとかそういう人には向いていないと思う。
個人的には達成感が割とあるので、最近やったゲームの中ではかなりお気に入りに入る。ノートでも問題ないというかFLASHで元々あったゲームなので軽いし、適当にほったらかしておいて貯まった資金で次へというわかりやすさが良い。
しかし冷静に考えると最近クリックゲーや放置ゲーが多くなっているのはゲームするのに疲れてきているのではなかろうかとも思える。
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